タンザニアのザンジバル島は到着前の飛行機の窓から見える海の青さにまずテンションが上がる
2016年12月23日、天気晴れ。
合計一週間滞在したキリマンジャロ、モシの街を離れる日がついにやって来ました。そのほとんどをキリマンジャロ山中で過ごしたので印象のほとんどが登山の思い出になりましたが、昨日一日で予想以上に充実したモシの街観光ができたのでもうやり残したことも無し!やりきった感を抱きながら今日はこの任国外旅行の最終目的地へと向かいます。
とその前に最後に一つ!「キリマンジャロ」という世界的にも有名なこの山の名前ですが、自分がこの名前を初めて知ったのは小学校5年生の時のこと。それは音楽の教科書に載っていた不思議な曲の題名でした。
キボキボ マウエンジ シラシラ そびえる キリマンジャロ♩
この歌はかなり印象に残っていて、今回のキリマンジャロ登山中も自然と口ずさんでいる自分がいました。この曲で合奏もやったなぁと。キボキボ♩の謎の言葉が面白くて頭から離れないこの曲の歌詞はキリマンジャロ山を構成する3つの峰の名前なんだということを知ったのは、キリマンジャロ登山前のこと。小学生の頃にはまさかこの山にその後自分が登ることになるなんてこれっぽっちも思っていませんでした。人生って本当に何があるかわからないもんなんだなぁと改めて感じるところです。ちなみにこの曲は現行の教科書にはもう載っていません。自分の中の永遠の名曲の一つです!
さぁ、久々の飛行機移動の本日。キリマンジャロ空港から向かうのはインド洋に浮かぶ島、ザンジバル島です!!
【ザンジバル】
タンザニアの北東部、インド洋上の島から成る地域。ザンジバル島、ペンバ島および周辺の多数の島が含まれる。
中略
10世紀頃から、アフリカ大陸内陸との交易基地として繁栄。特に奴隷の積出港として有名で、地名はアラビア語で「黒人奴隷の町」の意。
中略
ポルトガル、アラブ(オマーン)、イギリスなどに支配された島の歴史を反映して、アラブ風の狭く曲がりくねった道路、奴隷市場の跡、スルタンの王宮、オマーンの要塞、モスクのほか、探検家D.リビングストンの家、聖公会の聖堂などが残る。2000年ストーンタウンが世界遺産の文化遺産に登録。
中略
ザンジバルはタンザニア連合政府に属してはいるが、自治政府ももっている。主産物はクローブとコプラで、クローブは世界生産額の80%を占める。漁業も盛ん。
(ブリタニカ国際大百科事典より)
キリマンジャロから移動時間わずか1時間チョイで無事にザンジバルに。到着直後の第一印象は...あっつい!!昨日まで登山でさんざん寒い寒いを連呼していたのが一変!!暑すぎる!!ナミビアでもう暑さには慣れたつもりでしたが、暑さの種類が違うんです。湿気がすごいのかムシムシとした内からくる暑さで汗がダラダラ出るわ出るわ。南国の陽気に心は一気にリゾート気分です!!
本当はここから時系列でザンジバルの旅を振り返っていきたいんですが、とにかくこのザンジバルは文章でまとめるのが難しいくらい魅力満載で内容てんこ盛りの島でした。なのでテーマに分けて紹介していきたいなぁと思います。
ザンジバル島に来て一番最初に人々を魅了するのは島の中心街ストーンタウンのその不思議な世界に迷い込んだかのような街並みです。石造りの建物が両脇にそびえる細い通りを歩いているだけで心はワクワク!どこを撮っても絵になるその街並みにはさすが世界遺産だなという雰囲気が漂っています。
しかしまぁこのストーンタウンはまるで迷路!自分が一体どこを歩いているのか、どこに向かっているのかを把握するには最低でも3日は必要かなと。帰る頃になってようやく街の全体像が見えてくる感じです。
建物の扉一つ一つに繊細な木彫りの装飾が見られるのもストーンタウンの街並みの魅力の一つです。ザンジバルドアと呼ばれる扉がこの街の象徴の一つでもあるようで、おみやげ屋さんにはザンジバルドアのマグネットなんかも置いてあるくらいでした。
そして、このザンジバルを歩いていると遭遇するのがかわいいネコちゃんたちです。どうした?道に迷ったのかい??なんて声をかけたくなるネコたちはストーンタウンの住人。自然過ぎるくらいに街の風景に溶け込むネコたちがこれまた絵になるストーンタウンです。
ザンジバルドアとネコ。
魚を食べ過ぎておなかいっぱいのネコ。
人が近寄っても全く起きる気配がないリラックスしたネコたち。ストーンタウンは猫好きにはたまらない街かもしれません。こちらは店番をするネコ。
魅力たっぷりザンジバル!今日は到着してからすぐにストーンタウンの街を散策し、夜はストーンタウンの海沿いの公園、フォルダニパークの屋台へ行ってきました。
肉に魚介にザンジバルピザ!サトウキビジュースにおでんのようなザンジバルのスープ料理などなど胃袋がいくつあっても足りないくらいの食のオンパレードがずらずらっと並ぶ光景は日本の祭りを彷彿させます。
こんな楽しい屋台で毎晩賑わうザンジバルのストーンタウン。まだまだ紹介したいことが山のようにありますが今日はここまで!